アーチェリーという競技の魅力とは?
仙台は秋保リゾートホテルクレセント森林スポーツ公園で行われた、第27回全日本学生アーチェリー東日本大会に出場した遠藤良祐選手を見に行ってきた。大会は、学生が主体となり運営しており、当日の朝は、学生スタッフが忙しく準備に追われていた。 出場選手はリラックスした雰囲気の中、道具のセッティングを行い公式練習に向かう。
的までは、70メートル。肉眼で見るその大きさは、CDほどの大きさだ。その的を、選手は風を読み集中したルーティーン動作で狙う。ビューンと矢を放つ音、ドスッと的に矢が刺さる音が、何とも言えない空気感を演出する。 少しだけ素人解説すると、矢は20グラム~30グラム。弓(ボウと言う)を入れると、全体で3キロぐらい。弓の真ん中(手を握る部分)はハンドル、矢を飛ばすケーブル、そのケーブルをつなぐリム、射撃を安定させるスタビライザーという構成になっている。取材に行く前、アーチェリーのことを下調べしていると、何やら難しい計算式やら物理的な話が解説されていた。
難しい競技なのだろうか?理解できるのだろうか?という、少々、不安な気持ちで取材に向かい実際に競技を見ると、少し印象が変わった。

腕力任せな競技ではない。頭も使うし、集中力も他のスポーツよりも大きな要素ではあるが、物理だけではない。 遠藤選手を観察していると、感覚的で繊細な技術が目についた。頭と体、目や指先などの点と点がつながった時に、自身の満足のできる矢が放たれるのではないかと感じた。その感覚を確かめながら、一矢一矢を放っていた。もちろん、フォームに必要な体幹や筋力が必要なことは言うまでもない。遠藤選手は、「TEAM DAITO」で実施した、昭和大学スポーツ運動科学研究所でのメディカルチェックを受けており、理学療法士からのトレーニングメニューを行い、コンディショニングアップを図っている。スポーツにも静と動、個人や団体と、いろいろな競技特性があるが、アーチェリーは、一点に集中、自分だけの世界に入れる奥の深い競技かもしれない。IMG_4855IMG_4910IMG_4901IMG_4887IMG_4909

 

学生での競技生活に納得して終わりたい。やりきりたい。そんな想いを口にした。
大学4年生の遠藤選手。本来であれば、就職活動の時期でもある。高校1年生から始めたアーチェリー。学生としての競技生活も最後の年になる。就職活動のため、一旦は競技を休むことも考えたが、自分が納得するまで競技を続けたいという強い想いで試合に出ている。その想いは、親にも伝え承諾を得たという。言い換えれば、自分自身が納得する結果や成績を出せていないということなのだろう。時折見せる笑顔は、試合を楽しみつつも、学生としての競技生活へのけじめ、納得する成績を追い求める姿が、そこにはあった。そんな、遠藤選手を「TEAM DAITO」としても応援していきたいと思う。
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学生最後の年、自分が納得のできる答えを見つけ、次のステップ、社会人アスリートへとキャリアアップしてほしい。

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レポート:青木裕二(clutch-works)