札幌東支店・オーナー様
埼玉県・所沢市/西武プリンスドームD駐車場/9月5日(土)
大東建託が支援する日本車椅子ソフトボール協会が、西武ライオンズ主催「ライオンズカップ」を開催
プロ野球チーム(西武ライオンズ)をトップカテゴリーにし、同じ野球型のスポーツ、車椅子ソフトボールの大会を主催することは、大変、意味のあることだと思う。まだまだ、認知度の低い競技の普及・発展、地域密着、障がい者と健常者が同じフィールドでスポーツができる環境作り。将来性のある取組だと感じた。
大会は、西武ライオンズ球団社長・居郷肇氏の挨拶、元西武ライオンズのピッチャー石井丈裕氏の始球式で始まった。今回の参加は、埼玉A.S.ライオンズ、横浜グラコス、NORTHLAND WORRIRS、TOKYO LEGEND FELLOWSの4チーム。1日目の総当たり戦、2日目のエキシビションマッチ、リーグ戦での1位と2位の対戦など2日間で開催された。 日本代表キャプテンの石井康二選手 「TOKYO LEGEND FELLOWS」(東京都)も参加。競技歴は4年と短いが、車椅子ソフトボール界を牽引するリーダーでもある。競技人口は少ないものの、レベルの高い選手が多い印象を受けた。身近であり、競技人口の多い野球・ソフトボールという競技特性が理由のひとつかもしれない。
コンパクトなフィールドでスピーディーな試合展開は迫力あり
車椅子ソフトボールには、独自のルールも設定されている。プレーヤーは10人、1ストライク1ボールからスタート、2ストライクの後のファールはアウト、ボールは16インチ(通常のソフトボールより大きく柔らかい)、グローブは使わず素手、グランドは硬い整地された平面などなど。この独自ルールが、試合展開をスピーディーで面白くしている。車椅子で1塁ベースに走るスピードの速さは想像以上。車椅子でのプレーを感じさせない。フィールドもコンパクトで、プレーを近くで見られるのも良い。バッティングについても、大きく柔らかいボールを外野まで軽々飛ばす選手も多い。日本代表でもある、埼玉A.S.ライオンズの堀江選手は言う。車椅子ソフトボールはバッティングゲーム。バッティングが鍵だと。初めて観戦したが、見るスポーツとしても楽しめる競技である。ぜひ、皆さんもチャンスがあれば観戦してほしい。
未来のアスリート支援プロジェクト「TEAM DAITO」は、 日本車椅子ソフトボール協会を支援していきます。
野球・ソフトボール同様、車椅子ソフトボールもパラリンピックの正式種目を目指している。競技の発祥は米国。米国では約40年前から、全米選手権が行われており、レッドソックスやカブスなどのメジャーリーグ球団もサポートし、競技として広く認知されている。日本での課題は、チームを増やし、全国展開を図ること。競技の認知度を上げ、競技人口を増やし、バックアップしてくれるスポンサーが出てきてくれることと、車椅子ソフトボール協会の山田氏は語ってくれた。2年前に、ゼロから協会を立ち上げ、組織作り、環境の整備、ワールドシリーズへの参加など、協会としても、確実にステップアップしている。徐々にではあるが、認知度も上がり、全国からの問い合わせも多くなってきたと言う。体験会なども積極的に開催するとのことで、ぜひ、沢山の方に体験してほしい。今大会には韓国からもゲストプレーヤーが参加。日本が中心となり、アジア全体に競技を広げていくことも、目標のひとつ。競技の普及・発展のために頑張ってもらいたい。もちろん、我々事務局もサポートしていきます。
日本車椅子ソフトボール協会・山田氏
===所沢支店業務課の根岸です。===
車椅子ソフトボールを初めて観戦しましたが、障がい者、健常者、女性、男性が一つのチームを結成し、とても楽しみながら競技を行っていたのが印象的でした。「ワールドシリーズ」も 開催されているワールドワイドなスポーツですが、国内での競技の普及には、 時間と資金がまだまだ掛かるようです。
大東建託がこのような競技の支援・協賛といった企業イメージ向上につながる企業活動に積極的に参加するようになったことにとても喜びを感じています。
微力ながらその活動の一翼を担えればとサポーターに志願しました。
サポーターズクラブリーダー・根岸さん/所沢支店(写真左)と堀江選手
ライオンズカップ車椅子ソフトボール大会HP http://www.seibulions.jp/expansion/wheelchair/#outline
日本車椅子ソフトボール協会 http://www.jwsa.jpn.com/index.html
車椅子ソフトボール協会
text:青木裕二(clutch-works)