日本車椅子ソフトボール協会
世界で初の「ワールドチャンピオンカップ」を日本で開催
目標は、車椅子ソフトボールをパラリンピック正式競技にすること。その目標の為に、国内での競技普及活動に力を入れる日本車椅子ソフトボール協会(以下、JWSA)。そのJWSAが、主催者となり、アメリカ、韓国が参加する「ワールドチャンピオンカップ」が、7月1日~3日、北海道・千歳市の千歳アウトレットモール・レラの駐車場にて開催された。今回、このアメリカ・韓国・日本が参加するワールドチャンピオンカップを、日本が主体となり主催したことの意義は大きい。日本では、まだまだ、競技としての歴史は浅く、競技人口も少ないのが現状だ。協会の事務局長・山田氏は、全国を駆け回り、普及活動、新チームの設立支援、環境整備などに力を注いでいる。2チームから始まった国内チームも、現在、10チームとなった。そんな努力の形のひとつが、本大会でもある。もちろん、参加した選手、支えるチーム関係者、家族の力も忘れてはいけない。これを機会に、車椅子ソフトボールの知名度が上がり、チーム数が増え、競技人口が増えることで、目標であるパラリンピック正式競技になる日も遠くないのではないかと思う。海外チームとの試合、国内での試合数が増えることで、選手個々の実力が上がり、競技全体のレベルアップにつながっていく。また、日本が中心となり、アジア各国での競技普及も大きな要素になってくるかもしれない。そして、スペシャルサポーターとして、埼玉西武ライオンズ、北海道日本ハムファイターズのプロ野球チームも参加しており、普及活動に大きく貢献している。
車椅子ソフトボールの特徴のひとつとして、障がい者と健常者、男性、女性、年齢に関係なく同じフィールドで楽しむことができるスポーツでもある。ぜひ、皆さんも機会があれば、体験してほしい。もちろん、TEAM DAITO事務局でも体験イベントを企画検討中です。その時は、ぜひ、ご参加ください。
国別対抗は3ヵ国の総当たり対抗戦で行われた
40年近い歴史を持つ強豪アメリカ、1年の準備期間で代表チームを作ってきた韓国。その代表チーム2か国と、どのような戦いをするのか、日本代表チームの活躍に注目が集まる。代表メンバーは、国内の各チームから選抜されたメンバー。昨年、アメリカ(ミシシッピ州)で開催されたワールドシリーズに参加したメンバーも含まれる。初日の韓国戦は、友好ムードもありつつ、真剣に試合に臨む選手たちの姿があった。試合は、日本の積極的な展開で、終始リード。25車椅子ソフトボールの特徴のひとつとして、障がい者と健常者、男性、女性、年齢に関係なく同じフィールドで楽しむことができるスポーツでもある。ぜひ、皆さんも機会があれば、体験してほしい。もちろん、TEAM DAITO事務局でも体験イベントを企画検討中です。その時は、ぜひ、ご参加ください。-0のスコアで圧倒した。課題とされている打撃力については、各選手、かなりレベルアップしているように感じた。ランニングホームランを含め、遠くに飛ばすパワーを見せつけた試合だった。しかし、パワーのアメリカには勝てず、2位という結果となった。同時に開催された、第4回全日本車椅子ソフトボール選手権でも、圧倒的な強さを見せつけたアメリカが優勝。(DivisionⅠ)準優勝は、TOKYO LEGEND FELLOWS(東京)。DivisionⅡの優勝は、総合7位のチームunbalance(大阪)となった。
その他の結果 https://www.facebook.com/WheelchairSoftballJapan/
とにかく、選手達の楽しくプレーする姿、笑顔が印象に残った。また、大会の準備、運営を行っていた、北翔大学の学生たちの積極的に動く姿は素晴らしかった。大会の成功に、欠かせない存在だったに違いない。事務局長の山田氏とスタッフは、休む間もなく、8月のアメリカ遠征、9月のライオンズカップ、関西での体験会と海外・国内を奔走する。もちろん、TEAM DAITOも応援していきます。
日本車いすソフトボール協会/Japan Wheelchair Softball Association http://www.jwsa.jpn.com/index.html
ライオンズカップ(2015)レポート http://team-daito.com/magazine/?p=509
日本車いすソフトボール協会TEAM DAITO http://team-daito.com/athelete/32
レポート:青木裕二(clutch-works)