新加入選手紹介のトップバッターは、TEAM DAITO二次審査（最終審査）の日が、プロテスト最終日と同日となった山内選手。
その厳しいプロテストの難関を、見事に突破しプロゴルファーの夢を叶えた日でもありました。
プロゴルファーになることは、当然ですが簡単ではない。プロテストは、1次予選（3日間）、2次テスト（3日間）、3次テスト（ファイナル4日間）で行われる。1次予選から、スコア上位者、ポイント数でカットされていき、最終のファイナルでは、109名の選手が4日間を戦い、20位タイまでの選手がプロゴルファーとなる。ラウンド数で言えば、なんと10ラウンド。その厳しさが想像できるかと思う。1次テスト（C地区）をトップ通過。順調にファイナルまで行き合格となるのか・・・。
しかし、そんなに簡単な道のりではなかった。持ち味でもあるショートゲームでパーを拾うゴルフが噛み合わない。2次テストでは、20位タイとスコアが伸びない。不安を残しながらファイナルを迎えることとなった。そんな不安な気持ちを切り替えられた父の言葉、エピソードが・・・。 ちょっと深イイ話 ・・・
不調に終わった2次テスト会場で、山内選手は、「逆さ虹」を見たそうです。その「逆さ虹」を撮影した画像を、父に送ると・・・父からの返信内容は・・・ 最終テストのファイナルでは、二次（虹）の調子が良くなる（逆さ）と、返信が返ってきたそうです。その言葉で、不安は消え、いつもの山内選手に戻り、15位タイという成績で見事、1回目の受験でプロテストに合格。

そんな山内選手が、プロゴルファーを目標にした時期は、中学生の頃。小学校3年生からゴルフを始め、4年生で九州の大会に出場するようになった。宮崎に、プロゴルファーが来た時には、地元のゴルフショップの方にお願いして、スイングを見てもらったこともあったと言う。そして、全国大会に出て、レベルの高い同年代との試合で、上位に入る様になった時、親子でプロを目指すようになった。父は、自分も好きだったゴルフを封印し、娘のゴルフを全面的にサポート。ゴルフ雑誌やレッスン本を読み、山内選手の為になりそうな練習方法を実践させた。左打ち、片足打ち、球の打ち分けなど、様々な練習をしたと言う。父の言葉を信じ、素直に真面目に取り組んだ結果が、今の山内選手の自信にもなっているようだ。今後も、親子で“形”にはまらない、山内親子オリジナルで、プロの世界でも頑張ってもらいたい。既に、下部ツアーでもあるステップアップツアーに出場し、予選通過はもちろん、プロゴルファーとして賞金も稼ぎ、プロゴルファーとしての道をスタートさせている。今後、プロゴルファーとして、もうひとつ上の夢を叶え、親孝行をしていくことだろう。
TEAM DAITOも、プロゴルファー山内日菜子選手の成長を見守り、応援していきたいと思います。

応援してくださるみなさんへ
この度、TEAM DAITOの一員になった、プロゴルファーの山内日菜子です。 プロゴルファーとしてのスタートをサポートしていただけることに感謝しています。まずは、来年のLPGAツアーに出場できるように、ファイナルクォリファイングトーナメントで上位を目指します。今後は、大東建託所属プロになれるよう頑張っていきたいと思っていますので、ぜひ、応援をお願いします。

今後の予定
2016年ステップアップツアー 10月15日〜 10月16日　うどん県レディース 金陵杯 満濃ヒルズカントリークラブ(香川県)
10月19日〜 10月20日 京都レディースオープン 城陽カントリー倶楽部 東コース(京都府)
ファイナルクォリファイングトーナメント（※順位により、2017年LPGAツアーの出場権が与えられます。）
11月 29日(火) ～ 12月 2日(金) 東急セブンハンドレッドクラブ 東コース (千葉県)

プロフィール
山内日菜子（やまうちひなこ）
出身：宮崎県出身
生年月日：1996年4月22日
出身校：宮崎県立宮崎東高等学校
身長：162cm
血液型：O型
好きな色：黄色
ゴルフ歴：9歳～
ドライバー平均飛距離：230ヤード
スポーツ歴：水泳

取材メモ
写真を見ていただいて分かるように、山内選手は、「ほんわか」した雰囲気を漂わせている。思わず、こちらも、ゆっくり優しいペースになってしまう。お父さんも明るく、面白い。そして、何より、羨ましい親子関係が見えた。
取材日、偶然にも、レポートにも書いた、プロゴルファーのきっかけを作ってくれたと言っていいかもしれない、地元ゴルフショップの方と10数年振りに再会。大きくなったなぁ～。プロゴルファーになったか～と感慨深い再会の時間がありました。

取材協力
宮崎レイクサイドゴルフ倶楽部（宮崎県宮崎市清武町）http://www.lakeside-gc.com/

レポート：青木裕二（clutch-works）