岡山支店/入居者様:車椅子卓球
岡山県桃太郎アリーナ/5月16日(土)

挑戦者として、世界の舞台を再び目指したい
5月16日、岡山県・桃太郎アリーナにて開催された、第15回岡山県障害者スポーツ大会(卓球競技)の会場にて、2000年(シドニー)、2004年(アテネ)、2008年(北京)パラリンピック出場の車椅子卓球・岡選手に会う機会を得、試合の合間、昼食の時間帯に話を聞くことができた。2008年北京大会出場後、2012年ロンドン大会の出場はならず、現在、2016年のパラリンピック(リオ)出場を目標に規定試合数のクリア、世界ランキングアップのため、海外の大会を含め、出場試合を増やし、代表入りを目指している。出場の世界ランキングの目安は、2016年1月時点で、ランキング15位前後とのこと。(現在24位)過去3大会出場のパラリンピックでは、常に、最低ベスト8以上、そしてメダル獲得を目標にしてきたが、現在の世界レベルは、ここ数年で、急速にレベルアップしているとも言う。そのような状況で、世界を知る経験豊富な岡選手でも、パラリンピック出場は簡単ではない。ベテラン選手でありながら、出場へのモチベーションは今もなお高く「心技体」そのすべてを、レベルアップさせるべく、日々の試行錯誤、練習を重ねている。プロ選手として、26度の日本チャンピオンの誇りを胸に、再び世界の舞台を目指す。5月下旬からは、ドイツを皮切りに、海外遠征に旅立つ。
ぜひ、頑張って欲しいと思います。

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岡選手を取材させていただき、感じたことは、ハンデキャップを感じさせない、前向きな気持ち。そして、アスリートだということ。そこには、健常者も障がい者もない。トップレベル、世界を目指す気持ちに差がないことを、強く感じた。生まれつき、障がいを持つ、岡選手にとっては、卓球を始めてからは、出来ることが増え、競技者としてのレベルアップが、何より、嬉しいことだと話してくれた。岡選手の性格を考え、卓球を勧めてくれた、先生にも感謝していると言う。

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車椅子卓球クラスに、6名の選手が出場
今大会は、6名の選手による、総当り戦。岡選手は、その5試合すべてにストレート勝ち。経験豊富な、岡選手には、少し物足りなさもあったようにも見えたが、その先、世界の舞台をイメージし、相手のゲームタイプ、テクニックを分析し、戦略的なゲーム展開を行っていた。また、若手選手には、厳しさと、優しさのゲームで、胸を貸しているようにも思った。

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未来のアスリート支援プロジェクト事務局では、岡選手のパラリンピック出場への挑戦をレポートしていきます。ぜひ、皆さんも応援よろしくお願いします!

 

 

岡選手

Text by yuji aoki(clutch-works)