8歳の時に、地元で開催された大会でジュニア選手のデモンストレーションを見て、わたしも“フィギュアスケートをやりたい”と、お父さんお母さんにお願いして、フィギュアスケートを始めたそうです。15歳になった竹内すい選手は、現在、ジュニアで上位に入賞する選手となった。そこには、すべての衣装を手作りしてくれる母、静かに見守っている父や指導して7年になる小塚コーチのサポート。学校を含めた、まわりの人たちの理解が、そこにはある。練習は、当然、毎日。しかし、本人は、練習が大好き。今年の春ごろは、進路のこともあり、練習に集中できない日々が続くと、おもいっきり練習がしたくて、リンクで泣いていたと言う。そんな不安も、夏ごろにはなくなり、気持ちを切り替え練習に集中、しっかりとした練習が行えるようになった。その成果が、シーズンの中に出てくることになる。練習の成果は、自信となり、試合での結果につながり、自分の持っている力を本番で出せる好循環を生み出す。それでも、11月の大会では、ジャンプで失敗。悔しい思いもしている。その悔しい思いも、また、練習へとつながる。今回の大会では、ある程度、満足のいく結果も出した。11日(日)の試合では、ひとつ上のクラスと言ってもいい高校生の中に入り、チャレンジしていた。演技前のウォーミングアップゾーンの中では、他の選手に比べ、小柄な竹内選手。しかし、演技が始まれば、小柄な体は大きく見え、全身を大きくつかい、ミスのない今の自分に出来るベストな演技をしていたように見えた。演技終了後に見せたガッツポーズが、本人も納得の演技だったことを物語っている。順位についても、その時点で2位と、上の年代の中でも、十分に通用することを証明した。そして、演技終了後に見せた、笑顔がとても印象に残った。今回の大会は、ジュニア選手権クラス3位、選手権クラス5位、国体予選は時点という結果となった。何よりも、今シーズンのパーソナルベストを更新したことが、来年1月の三笠宮賜杯(愛知県代表)、2月の中学生大会につながることだろう。まだまだ、発展途上の竹内選手。今後の成長が楽しみでもある。
ノーミスの演技にガッツポーズ
演技終了後、インタビュースペースで取材を受ける竹内選手
竹内すい選手&小塚コーチに一問一答
今後の課題と目標は?
ジャンプに限らず、スケーティングの表現力、すべてのスキルアップ。
来年2月の中学生大会上位入賞。
将来的の目標は?
フィギュアスケートでは、スピン、ジャンプが流れるようなスケートがしたい。
そして、スケートだけではなく、いろいろな経験をして、人間としても成長したい。(竹内選手)
今が大事な時期。フィギュアの基本を身に付ける時。(小塚コーチ)
目標の選手は?
小塚 崇彦選手
スケートが大好き、楽しいと言う竹内選手。小塚コーチも、大好き、楽しいと思うことが、とにかく大事だと言う。毎日の厳しい練習、プレッシャーのかかる試合など、競技を続けることは簡単なことではない。続けられる最大の要素は、大好きと楽しむということなのかもしれない。小塚コーチからも、TEAM DAITOでのスケート体験教室の提案をいただきました、ぜひ、実現できればと思います。竹内選手の楽しいと思う気持ちが、少しだけ感じられるかもしれませんね。
ありがとうございました!
小塚コーチと笑顔で手を振る
取材大会:The 26th Aichi Figure Skating competition/日本ガイシアリーナ (名古屋市)
竹内すい選手のページは、こちら。 http://team-daito.com/athelete/14
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レポート:青木裕二(clutch-works)