リオパラリンピックの代表選手も出場する、日本一を決める「第37回ジャパンオープンパラ卓球選手権大会」に、TEAM DAITOから、岡紀彦選手、金子和也選手の2名が出場。今回、改めて、岡選手の偉大さを知る。ジャパンオープンパラ卓球は、昭和56年に第1回大会が行われ、今年で第37回大会となる歴史のある大会である。岡選手は、第8回大会から第32回大会まで、25連覇という偉業を成し遂げている。そして、連覇を逃したものの、第34回大会と第36回大会でも優勝。実に、個人戦で27回の優勝を数える。27年間、第1線のトップ選手として、活躍する岡選手のすごさを感じた。その競技生活を続けられるモチベーションについて聞いてみた。その答えは、
常に新しいことにチャレンジすること。出来なかったことが、出来るようになる喜び。卓球への情熱が変わらないこと。そして、支援いただいている企業のロゴマーク付ユニホームを着て競技環境にいること。と、語ってくれた。
それでも、アスリートとして、年齢からくる体力や気持ちの衰えは感じ、多少、弱気になることもあると言う。岡選手は、卓球を仕事とするプロ選手。結果を出すこと、勝つことは、サポートしてくれる企業に対しての責任でもあると考えている。もちろん、家族のサポートにも感謝。その強い気持ちが、第1線での競技生活を支えているのだと感じた。28回目の優勝を目指し出場した、本大会は、決勝で、リオ代表選手の吉田選手に惜しくも負け2位という結果になった。優勝には届かず、連覇達成とはならなかった。現在、ランキング22位。15位を目標に今年も世界を転戦することになる。2020東京へ続く、岡選手の道は続く。
立位男子の部に出場した金子和也選手。この立位の部は、車椅子の部とは違う難しさがある。動ける範囲の違う選手が混在する。しかし、各選手、自分のプレースタイルを持っている。金子選手のプレースタイルは、ボールの回転を意識したサーブ、厳しいコースを狙うゲームメイクだと言う。実際に、試合を見ていても、一打一打、丁寧にプレーしているこが分かった。本人は、まだまだ、足りないものがあり、自分の苦手やマイナスの部分を減らすべく練習をしていると言う。岡選手もそうだが、マイナスの部分を克服する努力の意識が高い。自分のマイナスな部分を受け入れ、カバーするためのトレーニングをしている。簡単なことではない。金子選手の卓球との出会いは、中学の部活。すぐに、卓球の楽しさ、奥の深さの虜になった。そして、卓球を始めたことにより、自立心が芽生え人生に対して前向きになる。金子選手にとって、卓球は、まさに“人生”そのもと言った言葉が、強く記憶に残った。現在、27歳。仕事をしながら、競技に打ち込む。会社の理解もあり午前中は仕事、午後から練習を行う。当然、リオパラリンピック出場も目標にしていたが、練習不足、準備不足もあり、その目標は叶わなかった。2020東京へ向けて、少しでも強くなるために、日々、練習に打ち込む。ランキングは、現在、26位。目標は、10位台。10位台に入ると、パラリンピック代表のチャンスも見えてくる。今年も、ポイント獲得の為に世界の大会に積極的に出場する。今回の大会では、学生時代に残したベスト4を狙うとともに、その後ろ姿を追う、リオパラリンピックにも出場した岩渕選手と試合がしたい。と言っていたが、予選3試合をすべてストレート勝ちしたものの、決勝トーナメント1回戦の敗退となってしまった。自分の課題は、明確に持っている。次の大会でリベンジしてほしい。そして、2020年東京では、代表選手として最高の舞台でプレーしている姿を見せてほしい。
大東建託「未来のアスリート支援プロジェクト」 TEAM DAITOは、岡選手、金子選手を応援します!
サポーターズクラブ観戦記(熊本北支店業務課・笹栗茂男)
チーム大東アスリート岡さん、金子さんが出場する、パラ卓球ジャパンカップの応援に行ってきました。11日には経営企画室・直井さんと、12日には上の子供2人を連れて福岡大学へ行きました。子供たちもはじめて見るパラ卓球の様子に「球が速い」「すごい」ととても興奮していました。試合の合間に写真も撮っていただき、岡さんは「ロゴが良く見えるように」とアングルを変えたりなど、ナーバスな時間帯にも関わらず気さくに応じて頂きました。個人戦結果は岡さん準優勝。金子さん決勝トーナメント1回戦敗退と残念な結果でしたが、また次回頑張って頂けると思います。今後も機会がありましたら、是非いろんな種目の応援に駆けつけたいと思います。よろしくお願い致します。
日本肢体不自由者卓球協会 http://www.ne.jp/asahi/para/tabletennis/index.html
岡紀彦選手のページは、こちら。 http://team-daito.com/athelete/4
岡選手2015年レポート http://team-daito.com/magazine/?p=151
金子和也選手のページは、こちら。 http://team-daito.com/athelete/8
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大東建託「未来のアスリート支援プロジェクト」TEAM DAITO
レポート:青木裕二(clutch-works)