昨年の第4回大会から、2度目の取材となる第5回全日本車椅子ソフトボール選手権大会。また、今回は、第1回大会となる日韓親善試合も行われた。参加チームも年々増え、本大会は、韓国チームも合わせて11チームが参加。昨年、参加したアメリカチームのタイミングが合わず不参加となったのが残念ではるが、大会は盛り上がりを見せる。そんな大会をサポートする裏方の苦労もある。まずは、場所の確保。車椅子ソフトボールは車椅子でプレーする為に、地面はコンクリートでソフトボールができる広さが必要になる。駐車場が基本の場所となるが、簡単ではない。車止めがない駐車場でないと適さない。グラウンドを囲うフェンスの数も相当数必要になる。こちらは、レンタルで用意するが安くはない。グラウンドのセッティング、テントの設置、審判、運営など、プレーヤー以外のスタッフの苦労も忘れてはいけない。運営ボランティアは、北翔大学(北海道)の学生が中心となり、大会をサポートする。この日は、北海道らしくない猛暑となったが、学生ボランティアスタッフは、暑い中、会場内を動き回り、大会を成功させるべく頑張っていた。そんな裏方スタッフと選手、協会の想いがひとつとなり大会は行われている。車椅子ソフトボールは、北翔大学の大西昌美教授と選手でもあり、協会の理事・事務局長も務める、飛島大輔氏の二人が始まりだ。飛島氏は、元高校球児。卒業後の自動車事故で、車椅子が必要な生活となった。そんな時、もう一度、野球をやらないかと声を掛けたのが、高校野球部時代の監督、現在の北翔大学の大西教授だったと言う。そんな二人の一歩は、今、日本全国、アジアに広がり、車椅子ソフトボールの“輪”が広がり始めた。車椅子ソフトボールは、他の車椅子競技と少し違うのは、障がいのある人ない人が、一緒に同じフィールドで楽しむことを提唱していることだ。スポーツを楽しむことに垣根はいらない。そう改めて感じた。また、選手を始め、関係者の努力と想いでもあるパラリンピックの正式種目になることも近い将来、実現するのではないかと思う。そう、期待したい。大東建託「TEAM DAITO未来のアスリート支援プロジェクト」も、応援します。
編集後記(本社/未来のアスリート支援プロジェクト事務局・廣本繁樹)
昨年に続き2度目の選手権大会の取材。昨年よりも大会規模が拡大。参加人数、見学人数も昨年よりも増加していました。そして何よりも選手の意気込みが年々盛り上がっているように感じました。規模が大きくなるにつれて、運営側の苦労は倍増する。人は苦労が増えると下を見たくなるはずなのに、日本車椅子ソフトボール協会の方々は上を向いてみんなが明るい表情。もっと、もっと、もっと車椅子ソフトボールの楽しさをたくさんの人に伝えたい。そんな思いが表情にも行動にも表れていました。我々社員も土地オーナー様、入居者様、協力会社様、株主様に対して、そういう気持ちで色々なことが伝えられるように頑張ろう。と思わされた取材でした。日本車椅子ソフトボール協会のみなさん、これからも頑張ってください。来年も応援に行きます!
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レポート:青木裕二(clutch-works)