7月22日、猛暑の中、マウンテンバイクライダー日本一を決める、第31回全日本マウンテンバイク選手権大会が開催された。選手の体力的なことを考慮し、レースは7周から4周に短縮。どのようなレース展開になるのか?山本幸平選手の調子は?10度目の優勝はできるのか?期待が高まる1日が始まった。山本選手が出場するエリートクラスは、71人がエントリー。当然、日本一のタイトルを目指し、山本選手の独走を阻止したい国内トップクラスの選手も出場する。本大会で9勝している山本選手も厳しいレースが予想された。本大会前、山本選手は、ヨーロッパでの高地トレーニング、イタリア、アンドラでのワールドカップ2戦に出場。移動、トレーニング、レースと、肉体的にハードな遠征から帰国したばかりだ。しかし、ワールドカップ出場、充実したトレーニング、通算10勝目のメモリアル優勝獲得など、モチベーションは高い。会場入りした山本選手は、集中力を高めていた。チームテントから、サポートスタッフとともにスタートラインに向かう山本選手は、完全に戦闘モードに入っていた。その気迫やオーラは、スタートラインで他の選手を圧倒していたように感じた。この時点で、勝負は決まっていたのかもしれない。レースは、4.53KMを4周18.12KMで争われた。距離が短くなったことで、スタート直後は激しいレースが展開されたが、序盤早々に山本選手の独走。結果、2位に1分32秒差をつけ優勝。独走での優勝、余裕の優勝、他の選手を寄せ付けない優勝と簡単な表現もできるが、4年連続、エリートクラスでの通算10勝は、簡単な結果ではない。2006年から、ワールドカップ出場のため海外を転戦。世界レベルを目の当たりにし、世界の基準で自分に足りないものを感じ、努力し続けた結果でもある。今シーズンは、Dream Seeker MTB Racing Teamを自ら立ち上げ活動しているが、ほぼプライベートチームであり、まさに、孤軍奮闘。ファクトリーチームのような手厚いサポートがない中、世界を転戦している。誰にでも出来ることではない。 全日本では、U23時代から14年間、日本のマウンテンバイク界のトップの位置に身を置き、チャンピオンジャージを着る山本幸平選手。そう考えると、この、1分32秒には数字以上の差を感じてしまう。若手を含め、他の選手が、その壁を超える日は来るのか?その壁を超えない限り世界で戦える選手は出てこないし、山本選手を超えることはできない。自らが、国内のレースで優勝することで、そのことを体現している。Road to 2020へ、山本幸平選手の挑戦は、まだまだ、続く。TEAM DAITOは、その夢と挑戦を応援していく。

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プロジェクト事務局取材後記

元々、自転車が趣味のため、ロードバイクやマウンテンバイクの試合はTV観戦しておりましたが、今回は現場で生のレースを観戦し、この迫力を身をもって感じることができたことは、益々自転車競技を好きになるイベントとなりました。当日は、気温が高いことから周回回数が4周に短縮されたため、スプリントレースの様相を呈する山本幸平選手はスタート直後からトップグループで走り、序盤で2位に大差の独走どころか周回を重ねるたびにペースを上げていくレース運びで、世界で戦うアスリートの強さを知らしめる姿に日本では敵無しであることを再認識しました。表彰式で山本選手自体10回目のチャンピオンジャージに袖を通す姿を見て、感動を与えていただいたお礼の気持ちとともに、今後の益々の活躍を期するとともに、応援を続けて行きます。最後に、山本選手とお話した際におっしゃっていた、「マウンテンバイクをもっと広めたい」という言葉が印象的でした。
本社・積算部/片山英哉

今回は初めて生のMTBレースを観戦しました。「絶対に1度見てほしい!」これが私の率直な感想です。レース結果は山本幸平さんのダントツの1位であり、素人の私から見ても群を抜いて強い!敵は日本の暑さだけ・・・。炎天下の中、急斜面を駆け上がりそして下ってくる疾走感は生で見ていて本当に格好よく鳥肌が立ちました。何よりも、普段笑顔で気さくな幸平さんがレース前に漂わすオーラは圧巻でした。会場に到着してものの数分で戦闘モードに切り替える集中力の高さは、流石アスリートの一言です。こんなにすごい選手を応援できている会社にいるなら1度は見に行かなければ損です!レースを「楽しむ」幸平さんからは普段の生活からは得られない「何か」を得られます。見てのお楽しみです。今後の活躍と東京オリンピックの大舞台で躍動する姿を見たい!山本幸平ファンクラブとして心から応援します。ちなみに3週間前、山本家に第1子が生まれました!!優勝、第1子誕生、本当におめでとうございます!!
プロジェクト事務局・本社・安全管理部/上田雄磨
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【取材大会】
大会名:第31回全日本マウンテンバイク選手権大会
日程:2018 年 7 月 20日(金)~22日(日)
会場:富士見パノラマリゾート(長野県)

山本幸平選手ページ http://team-daito.com/athelete/33
山本幸平選手オフィシャルサイトhttp://yamamotokohei.com/
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過去のレポート
http://team-daito.com/magazine/?topics=2415
http://team-daito.com/magazine/?p=2370
http://team-daito.com/magazine/?p=1158

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レポート:青木裕二(clutch-works)