TEAM DAITOの“縁”が繋いだチーム藤塚・小堺
昨年、新加入した藤塚選手（三姉妹）、小堺選手は、偶然にも小千谷市、十日町市という新潟県内在住で同じクロスカントリースキーの競技を行っていた。大会で名前を聞いたことはあるが交流はなかったようだ。昨年の面談時に顔を合わせ、年齢が近いことや同じ県内ということもあり、意気投合。一緒に練習をするようになり、大会の遠征も一緒に動くことになった。まさに、TEAM DAITOが繋いだ“縁”でもある。チーム藤塚は、祖父であり総監督的な存在でもある文吉さん、選手にとって最も重要なスキーメンテナンスを担当する父・大輔さん、精神的な柱でもある母・理香さん、そして、亜子選手（15歳）・美礼選手（12歳）・まり選手（10歳）の三姉妹6名の顔ぶれ。とにかく明るく元気で個性的なファミリーである。そして、チーム小堺は、もちろん、スキーメンテナンスで陽日選手を支える、父・豊さん、一番のサポーターの母・智巨さん、陽日選手(12歳)の3名。指導していただいている國學院大學スキー部ヘッドコーチ兼技術顧問の坂入先生を入れた総勢10名のチーム藤塚・小堺。ジュニア選手はとくに家族のサポートが必要だ。練習の送迎、遠征の同行、食事の管理や精神面のサポートなど、普段の生活、競技活動のすべてをフォローしサポートする。これは、簡単なことではない。選手（子供たち）が、楽しく充実した競技生活を送るために家族は無条件にサポートする。もちろん、大会での結果は、選手や家族のモチベーションにはなるが、それがすべてではない。クロスカントリースキーは個人競技ではあるが、チーム（家族）の協力なしでは成立しないことが、今回はいろいろな場面で感じた。クロスカントリースキーで重要なポイントのひとつに、スキー板に塗るワックス作業がある。父の２人が、前日の会場で雪質やコースをチェックし、レース当日の雪の状況や外気温を想定し、最もスキーが滑るであろうワックスを選ぶ。レース前日の食事前にワックス作業を行い、当日のレース前に最終の調整を行う。選手が最大限にパフォーマンスを発揮できるのは、父2人の力と想いがある。もちろん、母２人の献身的なサポートがあることは言うまでもない。チーム藤塚・小堺の強さは、家族の絆である。そう感じた2日間だった。
伸び盛りでまだまだ強くなる4人
チームを引っ張り、上の世代でも活躍を目指す亜子選手。同じ歳のライバルとして頑張る美礼選手と陽日選手。姉２人の背中を追うまり選手。まさに、切磋琢磨。互いに励まし合い競争して強くなっていくことだろ。これからが楽しみな4人である。まり選手は、ゴール後、悔し涙。姉・亜子選手の胸で泣く姿は、姉妹愛を感じジーンときた。取材後、地元新潟の大会で美礼選手、陽日選手が優勝し、北海道・名寄で行われる全国大会出場の切符を獲得したようだ。新潟から全国へ。2人の活躍を願っている。TEAM DAITOチーム藤塚・小堺の躍進は続く・・・。我々も4人の夢の実現を少しでもサポートしたい。TEAM DAITOは応援します！
藤塚亜子（あこ）選手
小堺陽日（はると）選手
事務局メンバー取材後記
今回初のクロスカントリー取材。前日の練習から見学させてもらいました。選手は練習中だったので話を聞くのはご両親が主体となり、スキーの板、ストック、靴、ワックス、レースの駆け引きなど、興味深い話をたくさん聞くことができました。そして、子供たちがいかに楽しく続けられるか、練習にベストな環境は、試合スタート寸前にベストな状態を持って行くには、などを日々考え実践している話をしているときに、「やっぱり最強のサポーターは親なんだなぁ」と実感しました。頑張れチーム藤塚！頑張れチーム小堺！そして、頑張れワックスマン！ 全国大会で暴れて来～い！
未来のアスリート支援プロジェクト事務局
廣本繁樹
藤塚亜子・美礼・まり選手ページ http://team-daito.com/athelete/59
小堺陽日選手ページ http://team-daito.com/athelete/62
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大東建託「未来のアスリート支援プロジェクト」TEAM DAITO
レポート：青木裕二（clutch-works）
