パラ卓球・岡紀彦選手(vol.1)
パラリンピック3大会出場。2大会ぶりの出場に向けて
2000年シドニー大会、2004年アテネ大会、2008年北京大会の3大会に出場した岡紀彦選手。2020東京大会への想いは強い。東京オリンピック・パラリンピックが開催された、1964年に岡選手は生まれた。9歳から車椅子の生活。中学生の時に卓球と出会い、卓球選手としての競技生活をスタート。高校生の時には国体にも出場。2000年に日本代表として、初めてシドニーパラリンピックに出場する。2002年には、プロ選手となりプロ卓球選手としては、17年のキャリアになる。卓球との出会いが岡選手を強くし、パラリンピックで世界を見た岡選手は、さらに強くなりたいという想いを持った。なぜ、岡選手は厳しい競争のあるパラリンピックを目指すのか?答えはシンプルだった。“一番強くなりたいから”。その舞台が、パラリンピックなのだ。その気持ちは、中学生で卓球を始めときから変わらないのかもしれない。そして、岡選手は、「どんな状況でもベストを尽くす」をモットーにしていると言う。代表合宿中の今年1月、肩甲骨を骨折するという大きな怪我をした。2020東京大会を控えた今年は大事な時期でもある。そんな状況でも、現状を受け入れ、焦る気持ちを抑え、「どんな状況でもベストを尽くす」をモットーに我慢の時間を過ごした。怪我の回復も順調で、この日も地元の大会に出場し3試合を消化。遠いボールには少し不安はあるようだが、試合のできるレベルには戻ってきた。さらにレベルの高い試合をする為にも、今月から本格的なリハビリも開始予定。北京大会以降、2大会で日本代表を逃し苦しいシーズンを送っている。しかし、3大会ぶりのパラリンピック出場に向けて、強い想いでリスタートした。パラリンピック出場に向けては、海外遠征も含め、国際大会に出場しポイントを取りランクを上げていかなくてはいけない。今シーズン、怪我で出遅れたものの、岡選手のモチベーションは高い。プロ生活17年のキャリアは、2020東京で一区切りとなり、出場すれば第一線での競技生活としては集大成になるかもしれない。(岡選手は生涯現役宣言をしました。)これまでの苦労や努力が報われてほしい。チャレンジを続ける岡選手を、大東建託「未来のアスリート支援プロジェクト」も全力で応援します!
事務局メンバー取材後記&インタビュー
インタビュー(大会開会)の前に、ご挨拶させて頂いた時、「この会場にはエレベータがついているんですよ!岡山の会場にはなかなかエレベータがなくて・・・」気軽に、そして笑顔で私たちに話しかけてくれました。その笑顔はたくさんの人を魅了していました。岡さんは会場でたくさんの方に声をかけられていて、地元の方に愛されていることが本当によく分かりました。
岡さんの活躍は、過去に社内報などを通じて存じ上げておりました。初めてお会いして、いきなり聞くのも失礼かもしれませんが、ずばり、2020東京パラリンピックへの想いをお聞かせ下さい。
前回の東京オリンピックの年に生まれてので、2020東京への想いは強い。7月からの国際大会で実績を残し、狙っていきたい。とはいえ、怪我の状態もあり、今日の試合は無理をせず、大事な場面で力を存分に発揮できるように準備をしていきます。
オリンピック後のロードマップ、たとえば若手育成など、ありましたら、教えてください。
若手にどんどん出てきて欲しい。 一方で、自分自身も線引きをせず、生涯現役でいたい。できるまでやる。
大事な試合の前に何か心がけていることなど、あれば教えて下さい。たとえば、最高のパフォーマンスを得るためのルーチンなど (食事でも、運動でも、 音楽や読書でも・・・
ToDoリストを作って、やるべきことを確実に実施します。準備を怠らないようにしています。それでも、大事な試合の前では緊張して、よく眠れない日もありますが、この緊張を良い結果に導こうと心得ています。緊張しているときは細かいところに、よく気がついて、ミスが少なくなる。逆に感情が高ぶっているときは、アグレッシブに試合を進めることができる。どんな状況でもプラスに持っていこうと思っています。どんな時でもベストを尽くすことです。
チーム大東の事務局はもちろん、大東建託の社員は岡さんをはじめ、アスリートの皆さんに注目し、応援しています。私たち社員に向けて、何か一言頂けると、ありがたいのですが。
大東建託のアパートに20年住んでいて、そこでポストに入っていたチラシ1枚(支援アスリート募集)からチーム大東との縁ができました。未来の・・・ とあったので、今でも思うのですが、若手のアスリートを育てていくものと考えていたが、自分も支援してもらい本当に感謝している。
経営層をはじめ、古くからいる事務局の人達の言動を見聞きして思うのですが、未来のアスリート支援プロジェクトは単にアスリートの皆さんを支援をするということではなく、皆さんの日々の練習、活躍や原動力から会社の方も刺激を受けて、未来に向けて成長していきたいという意味もあるのではないかと思っています。これからも、岡さんの活躍を期待していますし、応援しています。
情報システム部・澤田 裕
岡紀彦選手ページ
http://team-daito.com/athelete/4
岡選手レポートアーカイブ
http://team-daito.com/magazine/?p=1813
http://team-daito.com/magazine/?p=151
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special thanks:岡山県障害者スポーツ協会
レポート:青木裕二(clutch-works)