8月21日(日)、新潟県・上越市「金谷山BMX場」にて、JBMXF大東建託シリーズ第3戦(新潟大会)が開催されました。大会前日の雨で、コースコンディションが心配されましたが、スタッフ全力の会場整備で、レースのできる状態へ。当日の朝、少し、雨が残る不安定な天気でしたが、天気は回復。気温も上がり、夏の天気へ。選手達も熱い走りを見せてくれました。
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表彰式では、7月にフランス(ナント)で開催された、「2022年 UCI BMXレーシング世界選手権大会 / UCI BMXレーシング ワールドチャレンジ」で入賞した選手へ、ワールドゼッケンが授与されました。TEAM DAITOサポート選手の高崎成琉選手も、世界の強豪の中、2位でゴールし、世界2位の証しである「W2」ゼッケンを獲得。前回、出場した世界選手権の「W7」から、「W2 」へ成績アップ。日々の地道な練習の結果だと思います。おめでとう!フランスでは、同世代のライダーとも交流。大きな刺激を受けたようです。「悔しかったけど、楽しかった!」と笑顔で話す高崎選手の顔は、今、できることを出し切った、充実感を感じました。帰国後、次の世界選手権に向けて、世界の舞台で感じた課題、レベルアップ、スキル習得に向けた取り組みをスタート。レース終了後、お父様からのメールにも、2位には理由があります。成琉と一緒に、足りなかったものを考えますという言葉がありました。まだまだ、発展途上の高崎成琉選手。悔し涙から、嬉し涙へ、次回の世界選手権では、「W1」ゼッケンを。

IMG_1124IMG_1097世界選手権のトロフィーを持って、大会報告へ
(左から、上越支店・飛田支店長/高崎選手/事務局メンバー・浅野さん/加納さん)IMG_1107開会式で選手へエールを送る、上越支店・飛田親志支店長IMG_1157スタートゲートで選手紹介に応える高崎選手IMG_1196閉会式で選手へメダルを授与する事務局メンバー・加納さん

今回、一番身近なサポーターでもある、お母様にお話をお聞きしました。
父と母での役割分担を大切にしています。父親は、メカニック、コーチとしての役割から、厳しく接する場面もあります。そんな時は、少し、気を緩めるようにしています。ただ、日常生活がダラダラしないようにメリハリは大切です。競技がONであれば、日常生活はOFFでもあります。また、声を掛ける時の言葉選びも大事にしています。ペップトークの第一人者でもある、岩崎由純氏のセミナーを受講し、言葉選び、声の掛け方の重要性を感じました。悪い時も良い時も、ネガティブな言葉を掛けない、やる気の出る言葉を心がけています。あとは、やはり、食事面の管理ですね。ジュニアアスリート向けのセミナーを受けました。成長期でもあるので、バランスの取れた栄養、しっかりとした食事が取れるように心がけています。遠征などで外食も多くなるので、食べるものには、気をつけています。そこは、自分の役割でもあります。世界選手権でも感じましたが、レースでは、応援することしかできません。成琉が、生き生きと全力で楽しんでもらえるようにサポートしたいと思っています。
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取材後記
話を聞き終えて、家族としての想いやサポートの大きさを感じました。環境の違い、できること、できないことは、それぞれだと思います。一番身近なサポーターとして、どんなレベルでも結果でも、できる範囲で応援すること。応援する形に正解はないかもしれません。子供の成長には、可能性しかありません。その成長は、親の成長でもあると感じました。貴重なお話を聞けました。未来のアスリート支援プロジェクトも、選手だけではなく、ご家族もサポートしていかなくてはいけないと思いました。

JBMXF大東建託シリーズ第3戦(新潟大会)フォトギャラリー
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