大東建託パートナーズ社員アスリート、TEAM DAITO・森山選手に話をお聞きしました。森山選手は、企業とトップアスリートをマッチングする、JOCの就職支援制度の「アスナビ」で採用されたカヌースプリント競技の選手です。競技活動を中心としており、不定期ではありますが、会社へも出社し仕事もしています。この日も、午前中は練習、午後からの出社。帰宅後は、遠征の準備、早朝に出発という忙しい社員アスリートなスケジュール。社内での森山選手は、皆さんと変わらない会社員の雰囲気でしたが、約束の時間に受付に笑顔で現れた森山選手の手には、リクエストして持ってきてもらったパドルが。少し、微笑ましい光景でした。現時点では、100%ではありませんが、仕事と競技の両立を目指すアスリート。そして、なかなか情報の少ないカヌースプリントという競技。どのような競技なのか?どのようなきっかけで競技をはじめたのか・・・インタビューさせていただきました。
カヌーとはどんな競技ですか?
パドルを使って前方向に進む競技です。ボートは後ろに進みます。カヌー競技には、スプリント競技と、リオ・オリンピックで有名になったスラローム競技などがあります。
森山選手がやるスプリントとは?
200M、500M、1000Mの静水面を複数の艇(ボート)が一斉にスタートし着順を競う種目です。スプリント競技にも、長座で左右両方漕ぐカヤックと片膝立ちで左右どちらか片方だけ漕ぐカナディアンがあり、わたしは、カヤックになります。
普段はどこで練習しているのですか?
鶴見川漕艇場(神奈川県)や母校の武庫川女子大学(兵庫県)、渡良瀬遊水地(栃木県)で練習しています。乗艇練習の他、ウエイトトレーニングやエクササイズも行っています。
カヌー競技をはじめたきっかけを教えてください。カヌー競技の魅力とは?
小学5年生の時にレジャー用のカヌーをはじめ、友達と競争していました。負けず嫌いなので、他の人よりも、もっと早く漕ぎたいとの思いが強くなり、中学から本格的に競技としてのカヌーをはじめました。水面から見る景色が魅力です。陸上とは違う景色にワクワクします。中学からこれまで競技を続けてこられた理由はありますか?
単純にカヌーが好きだからです。きつい練習もありますが、やはり楽しいです。そして、カヌーを通してたくさんの方に出会い、たくさんのことを学び成長できました。家族やたくさんの方がいつも支えてくださっているからです。本当に私は、環境に恵まれていると思っています。本当に感謝しています。
これまで挫折などありましたか?どのように乗り越えましたか?
大学2年生の時に経験しました。自分の苦手なところを分析し、克服するために自主練習を毎日、誰より取り組みました。弱点克服と心にゆとりを持つことがとても大事だと学びました。挫折や壁は、自分が成長するチャンスだと思っています。昨年からスランプが続いていますが、その時の経験があったからこそ前向きに向き合えていると思います。
これまでの競技生活の中で印象に残っている大会などはありますか?
高校2年生の時にユースオリンピックに出場したことです。ユースではありますが、オリンピックを経験し現在の世界一の選手に出会ったことで、自分も世界で戦う選手になるという目標を持ちました。
2028年ロサンゼルスオリンピック出場に向けて
2026年、2027年には日本代表入を目指します。世界選手権やアジア大会でオリンピック枠を獲得し、代表入りが目標になります。とても難しいことですが、目標に向けて一歩一歩、自分にできることに取り組んでいきます。
社員アスリートとしてのスケジュールはどのような感じですか?
週2日半日勤務ですが、合宿や遠征を優先させていただいています。その時々でお仕事をしています。出社することで、社会人としてのマナーや仕事に取り組む姿勢を学んだり、社員の皆さんとお話することで、視野が広くなりました。また、競技を優先させていただき、本当に感謝しています。
会社の皆さんへメッセージをお願いします。
いつもサポートや応援をありがとうございます。目標に向かって突き進む姿勢が、社員の皆様の活気や感動につながるように頑張ります。ひとつでも良い成績を報告できるように、これからも精進していきます。先日のアスリート報告会では、競技は違いますが、高みを目指して頑張る仲間がいて刺激をもらいました。切磋琢磨してTEAM DAITOを盛り上げていきたいと思います。
森山和佳奈選手ページ https://team-daito.com/athelete/113
大東建託「未来のアスリート支援プロジェクト」は、
夢を見る次の世代へ。つなぐ。この先も。
をコンセプトに、アスリートを応援します!